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書道教室の可能性

 字を丁寧に書くことは、脳を活性化し、手先が器用になるという仮説を、書道教室をしながら長年温めてきました。

 

書いた文字がお手本の形と違うから直すのではなく、美しい文字の理論に従って、小さいこどもでも納得するよう説明した上で添削する。頭で理解したら子どもは朱を入れられることを嫌がらず、自分で考えて書くようになります。

できればその時、この日一番の文字を見つけて絶賛したい✨ピカピカに光る字、全体が整わなくても点や払いに意識がビシッと集中していればそこを♥上手に書けた字を見つけ、私は嬉しくて夢中で花丸をつけている。そしてチラッと顔を上げた時の、ニンマリした何ともいえない表情……(*ˊᵕˋ*)この瞬間にゾクゾクするんです。この時、子どもの脳そのものが喜んでる!!きっと。

 

点や払いなど細かいところこそ丁寧に、そう言い続けたことで、こどもたちの手先はどんどん器用に……。手を動かすことの楽しさ、人の役に立つことを探しはじめます。

毎週誰かが、家で書いてきた絵や工作、手芸を持ってきては見せてくれ、プレゼントしてくれます。そのレベルはすでにプロのタマゴ✨ 私がたてた仮説はどうやら間違っていないようです。

 

書道をきっかけに、自信をつけてやりたいことを見つけてほしい。やりたいことに突き進む脳と、どんな分野であれ長年積み重ねた確かな技術がいつか必ず人の役に立つ。 生きる意味を見失いやすい現代のこどもたちにこそ、伝えていきたい。そしていつか、アトリエカフェコロネに集まる素敵な大人の方たちと成長したこどもたちが繋がれば✨

 

私の夢は、まだ始まったばかり。でも感受性が高いおかげで、もう画像が鮮明に描けているのです(*ˊᵕˋ*)